センター試験過去問は重要!

センター試験の過去問について調査しました。

過去問を分析

平成24年度のセンター試験終了しましたね。

今回の問題や平均点、解説なども予備校や塾のホームページにのっていますので、
チェックというより、しっかり勉強して、来年、再来年のセンター試験につなげましょう。

こういう今までの過去問重要だということはよく言われていますね。
各大学の赤本が毎年売れるのも、こういう過去問が重要だからです。

センター試験については、過去に出された問題は関係ないのだからと思う人もいるかもしれません。

でも、それは間違いです。

センター試験は、昭和54年の共通一次試験の流れを汲み、それまでの難問奇問を排除した良質の問題を取り入れています。

また、マークシートということもあり、それぞれの問題は違っても問題の出され方や選択肢の出され方については傾向があります。

過去問で、傾向と対策が大切なのはセンター試験も一般入試も変わりないでしょう。

そのために大学入試センターでは、過去に実施したセンター試験の受験者数や平均点等の推移、
実施結果や試験問題、正解などのデータを公開しています。

大学入試センターのホームページでダウンロードすることも可能です。
過去問と正解に関しては過去3年分しか載ってないので、早めにダウンロードした方がよいでしょう。

また、試験問題評価委員会報告書は、参考になります。
全教科の過去問についてそれぞれ違う立場の人の見解、
「高等学校教科担当教員の意見評価」「日本国語教育学会など、教育研究団体の意見・評価」「問題作成部会の見解」が
公開されているので、自分の受験勉強の参考になることは間違いないでしょう。

過去問なんのため?

私大でもセンター利用しているところが増えてきているとはいえ、
センター受験が必要ない人もいるでしょう。

中には過去問にあたる時間が無駄だという人もいるかもしれません。

ただ、絶対にとは言いませんが過去問は重要です。
センター試験は重要です。いろいろな塾がセンター対策のための講座やセンター模試なども行われているもそのためといえるのです。

過去問をやる一番の目的は、センター試験になれるためです。

私は、共通一時世代で、マークシートになれてなかったこともあり、
また、コンピューター自体、マークしても判定不可能なんて結果が出たりして、

過去問もなく無駄な時間を過ごしあせっていました。
マークシート記入の練習や鉛筆、消しゴム選びに力を注いでしまいましたから。

今は、コンピューターも賢くなり、マークシートに慣れなくてはということもなくなったと思いますが、
なぜ、過去問が必要なのでしょうか?

大きな理由は、その問題数です。

センター試験の問題は比較的簡単といいますが、その問題数の多さはセンター試験の突破が難しい理由の一つでもあります。

英語の長文の読み方に慣れる必要もあります。
選択肢の多さにも慣れる必要があります。

過去問をやったから、問題傾向がわかり、センター試験がこれだけで大丈夫なんてことはもちろんありません。

内容については、もちろん2次試験についてしっかりやっていけばおのずとセンター試験の力もついてくるはずです。

ただ、問題の出され方、答え方時間配分については、参考になることがいっぱいです。
過去問一度も見ないで本番なんてことはないようにくれぐれもご注意ください。

センター試験を受けない場合

大学受験生の中にはセンター試験を受けない人もいます。
推薦での入学が決まっている人しかり、一般入試ひとすじの人しかり。
推薦で受かっていても一般入試だけを目標としているにしても、センター試験はいちおう受けておくという受験生は多いのですが、それでも元からセンター試験を必要としていない場合・・・
センター試験を受けない場合でも、果たしてセンターの過去問に取り組む必要はあるのでしょうか?

一般的に考えると、受験しないセンター試験の過去問に取り組むなんて、労力やお金、それに時間の無駄のように感じられますね。
センター試験ではなく一般入試を目標としているなら、一般入試に向けての勉強に集中した方が有効なように思えます。

けれど、センター試験に詳しい人に言わせれば、必ずしも過去問が無駄になることはないとのこと。
というのも、教科によってはセンター試験と近似した問題が一般入試でも出題されているためです。

その近似している教科というのが、社会・理科・英語(ビジュアル問題以外)。
専門家によると、これらの教科は少なからず大学の入試作成者に影響を与えているのだとか。
とはいえ、もちろん全ての問題が似ているわけではないため、一般入試では出題されない形式の問題を見極める必要がありますが。

対して国語や数学はというと、この2教科に関してはセンター試験の問題は独自に作られている模様。
なので、これらが一般入試に参考にされることは考えづらいのです。

センター試験の出題教科と科目

毎年行われているセンター試験も、年々その形態が変化しています。
平成24年度からは、公民や地理歴史の選択方法に変化がありました。
これによって、過去問でのセンター試験対策も若干変更することになるかと思います。
以下に今後のセンター試験の出題教科と科目についてまとめるので、ぜひお役立てください。

【国語】
 →国語

試験時間は80分。

【地理歴史】
 →世界史A
 →世界史B
 →日本史A
 →日本史B
 →地理A
 →地理B

【公民】
 →現代社会
 →政治・経済
 →倫理
 →政治・経済、倫理

※地理歴史、公民から合わせて1科目、もしくは2科目選択
1科目選択の場合、試験時間は60分。
2科目選択の場合、試験時間は130分。

【数学①】
 →数学Ⅰ
 →数学Ⅰ・数学A

試験時間は60分。

【数学②】
 →数学Ⅱ
 →数学Ⅱ・数学B
 →工業数理基礎
 →情報関係基礎
 →筆記・会計

試験時間は60分。

【理科】
 →理科総合A
 →理科総合B
 →生物Ⅰ
 →化学Ⅰ
 →物理Ⅰ
 →地学Ⅰ

1科目選択の場合、試験時間は60分。
2科目選択の場合、試験時間は130分。

【外国語】
 →英語
 →中国語
 →韓国語
 →フランス語
 →ドイツ語

試験時間は筆記80分、リスニング60分(うち解答時間30分)
※リスニングは英語のみ。

※これまでとの違い
 ・公民に倫理、政治・経済が新設。
 ・歴史から2科目、公民から2科目が選択可能に。
 ・理科から最大2科目選択可能に。
 ・試験時間にも変更有。

問題数と制限時間に関するハードル

何度も述べているように、センター試験では高校で学んだことの基本的な内容について出題されています。
そのために問題内容のバリエーションに限界がきており、近年では過去問からも出題されてきているのですが・・・
基本について出題されているということは、これは言い方を変えれば高校で学ばない内容は出題されないということです。
しっかりと教科書に沿って勉強していれば、少なくともそれに反する問題で悩まされることはないでしょう。

それでもセンター試験が最初の難関とされているのは、制限時間に対して問題数や文章量がやや多めというのが理由のひとつに挙げられるでしょう。
例えば数学でいうと、制限時間が60分なのに対し、大問が4問あります。
もちろん、細かい計算問題もありますし、マークシートに記入する時間も必要です。

また英語にしても、受験生が1分間に読める単語数が80語前後と言われているのに対し、近年のセンター試験では総単語数が4000語にものぼります。
加えて選択肢が紛らわしいこともあり、制限時間80分以内に全て解ききることはできても、見直しまではなかなかできないという現状があるのです。

こういった問題数と制限時間に関するハードルは数学や英語以外の科目にも言えることで、これを乗り越えるためにも過去問での演習は必要なのです。
過去問は多くやった者勝ちのようにも考えられていますが、量ばかりをこなすのではなく、同じ過去問を繰り返すことも必要です。
実戦形式で解くなら、1回目は実際のセンター試験と同じように時間を計って、2回目は時間関係なくじっくりと問題に向き合って、3回目は1,2回目では解けなかった問題だけを・・・といったように最低3回は繰り返したいもの。
さらに4回目の挑戦で時間を計り、1回目よりも効率アップできていることが分かれば言うことありませんが。

センター試験の過去問集選び

いろいろなことを述べてはいますが、センター試験対策にはやはり過去問が有効なのは言うまでもありません。
過去問を利用してヤマを作るなんてのは問題外だとしても、過去問をこなすことでセンター試験の出題傾向に慣れておくのは決して悪い方法ではないのです。

ただ、似た内容とは言っても、センター試験の過去問集は驚くほどたくさんありますね。
参考書を含めると、どれを選んだら良いのかさっぱりです。
過去問集の中には、良質なものもあれば当然そうでないものもあります。
良質なものというのは、受験生それぞれの勉強方法にもよるかと思いますが、大抵は分かり易く解説されているものが良いとされています。
うまくそんな過去問集を選べたなら、その後のセンター試験対策は有利に進められるでしょう。
過去問をやっておいて良かったという声の中には、それまでに全く理解できなかったことが解説のおかげで初めて理解できたとか、あまり時間がなかったけれどこれをやっておいたおかげで随分良くなった、という意見もあります。
過去問集が参考書の役割をも果たしていることは多いようですね。

注意点としては、同じ出版社、同じシリーズの過去問集でも、教科によってお勧めできるかどうかも異なるということでしょうか。
数学ならどれが良いか、古典ならどれが良いか、それぞれの教科ごとに良質なものを探すようにしたいものです。
どれが良いかは、先輩受験生などの意見や口コミが最も参考になるでしょう。
なんといっても、同じようにセンター試験を受けて来た人たちなのですから。

過去問解禁に甘えないこと

当然ですが、塾や予備校に通っているからといって入試で合格できるとは限りません。
塾に通っているだけで勉強していると勘違いしてしまい、内容が身につかないまま成績に伸び悩んだり、入試で不合格となってしまう人もいます。

これは、もちろんセンター試験にも言えることですね。
過去問をたくさん解いているからといって、センター試験で良い点を獲得できるとは限りません。
センター試験に限らず、各校の入試問題の過去問についても言えることで、受験勉強で過去問に挑戦することの重要性は、出題傾向を知ることや試験に慣れることにあると考えられています。

現在のセンター試験の出題傾向は、2010年度以降過去問が解禁されているということもあり、運が良ければ赤本などで解いたことのある問題と同じものが出題される可能性も出てきました。
ですが、この傾向を幸運などと考えるのは安直も良いところ。

センター試験の過去問は、「センター」と呼ばれる以前からのものも含めればこれまでに約25年分もあることになります。
また、過去問解禁とはいえ今後の試験内容全てが過去問から出題されるわけではないので、年数が進むにつれて過去問の量は多くなります。
過去問をどんなにたくさん解いたところで、これら膨大な量の中から自分が解いたことがあるのと同じ問題が出題される可能性は低いものですし、過去問を解いた数が多ければ多いほど、仮に同じ問題が出題されているとしてもそのことを思い出すのは難しいでしょう。
やはり、過去問はとにかく経験をつけるためのものと考えるのが現実的です。

過去問は本当に必要か

センター試験の勉強方法というと、とにもかくにも過去問を解いて経験を積むことが一般的とされていますね。
ですが、その反面、必ずしも過去問は必要なんてことはないのでは?という意見もあります。

過去問を不必要と感じる人の多くは、他の方法でセンター対策に取り組んでいる人たちです。
センター試験さながらの模試を何度も受けていたり、塾独自とはいえセンター試験の形式に合わせた学習を行っていたり、センター試験を詳しく解説している問題集に取り組んでいたり・・・
すでに出題されてしまっている過去問に挑戦するよりも、センター試験を分析しているような上記の勉強方法の方が、確実に力が付くように感じるのかもしれません。

その他の理由としては、何年にも渡って続いているセンター試験の過去問という特性から、その問題集があまりにも分厚くなってしまうということにもあるでしょう。
特に、数学と英語に関しては持ち歩いて勉強するには大変な厚さです。
当然、購入するとなると厚みがあるだけの値段になり、またその問題集を制覇しようと思うとあまりに時間がかかりすぎると考えられます。
そんな過去問を苦労して地道に解いていくより、他に効率の良い方法があるのでは?と思うのも無理はないかもしれませんね。

ですが、そんなセンター試験だからこそ、過去問の有用性が高いともいえます。
模試や塾独自の問題集などは、センターの形式に合わせてあるとはいってもセンター試験そのものではありません。
センター試験(過去問)は、その特性上長い期間をかけて問題を練りに練って作られています。
模試などはどうしても短期間で組み上げただけの問題になりがちなので、問題の質が異なるのです。

センター対策はどちらの方法が良いとは言い切れません。
模試や独自の問題集も別の視点から学力を付けるには有効でしょう。
ただ、それらばかりを優先して過去問を切り捨てることのないように。
むしろ、何を切り捨てたとしても、過去問だけはセンター対策には必須と言えます。

進学塾でセンター対策

センター対策として過去問を使用するのは、受験生の間では当然の方法として認知されていますが、これは何も個人的な対策に限ったことではありません。
各進学塾でもセンター対策の基本的な方法として、過去問の利用は欠かせないものとされています。

学習塾の中でも進学塾は、“進学”と名を掲げているだけあって、長年の実績があります。
実績があるということは、それだけ多くの合格者を排出しているということ。
とどのつまりは、多くの生徒がセンター試験を乗り越えているということです。
進学塾では実に多くのセンター情報を取り扱っています。
塾生が取り組むのは、その多くの情報の中から塾が独自にピックアップして作成した問題集なのですが、ピックアップされた問題というのもこれまでの出題傾向を分析したうえでピックアップされたものです。
この分析の確実性が高いからこそ、進学塾には実績があると言っても過言ではないかもしれません。

センター対策のために、実績ある進学塾へ通うのも良いでしょう。
そのためには、なるべく多くの過去問を扱っているところを選ぶようにしたいですね。
これは、塾に限らず、自分で問題集を選ぶ際にも注意したい点です。

多く扱っているというのは、過去問の場合は出題数のことではありません。
長年にわたって続いているセンター試験ですから、なるべく過去を遡って、なるべく長い期間の問題をまんべんなく扱っているのが良いということです。
期間が長ければ長いほど出題傾向の分析も確実性が増しますので、それだけ信頼性が高いと考えられます。

センター試験対策に思うこと

過去問解禁の反対意見にあるのは、過去問ばかりに焦点を当てて勉強する受験生や塾が現れたり、勉強方法や取り組んでいた問題集の違いから受験生の学力とは関係無いところに有利不利が生じるのではないかという、数々の懸念です。
確かに、過去問を解禁するのであれば、そのような状況を生じさせないよう大学入試センターは対策をとらなくてはなりません。

個人的に、過去問解禁そのものは悪くないことだと思っています。
教科書に沿っているという主旨であれば似た問題が出題されるのは必然的なことで、いつかどこかでしわ寄せがくるもの。
過去問と重複しないようにしていると、どんどん主旨から逸れていく恐れもあります。
また、過去問と同様ということは、その問題がそれだけ重要だということにもなりますよね。
それに、今後ずっと重複させない方法をとっていると、過去問をチェックしておいてそれらには無い問題を予想する人も現れるのではという意見も。

過去問そのものは、悪いことではなく良いことであるはず。
それがどうして懸念されるのかというと、勉強方法で望ましくない対策がとられるためです。
過去問なんて利用することなく、ただ教科書をしっかりと理解するように努めるのが、本来の正しいセンター試験対策であるはず。
全ての受験生や進学塾がそのように勉強を進めているのであれば、不自然な有利不利も生じません。

過去問での勉強方法が悪いというわけでもありません。
過去問を解くということはセンター試験本番に慣れるということでもあり、また経験を重ねるという意味でも効果的でした。
ですが、ここ近年の学歴主義といった傾向から、過去問の利用方法や勉強方法が歪んできているようにも感じられるのです。

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