センター試験の過去問解禁について雑感
大学入試センターでは良質な問題を作成するために過去のセンター試験(共通一次試験を含む)や個々の大学入試で使用された素材文の再利用を2010年度から行うことを表明していましたが、今年1月のセンター試験では過去問の出題はありませんでした。
しかし、過去問解禁が見送られたというわけではなく、来年1月のセンター試験でも過去問からの出題の可能性は大いに残っているわけです。
これまでセンター試験の問題は、各大学が入試問題を作成する際の参考にすることも想定されるため、大学教員など約400人が2年がかりで学習指導要領に基づいた良質な問題を作成されてきています。今後もこの傾向は変わらないわけですが、良質な問題の供給という観点から、過去問解禁は時間の問題となっているわけですね。
そもそも過去問解禁が見送られてきた経緯には、過去問については過去に問題を解いたことがある人とない人で不公平が生じることを避けるため、センター試験の前身の共通一次試験時代を含めて一度も出題されたことはありませんでした。
しかし、問題作成の過程でセンター試験や他大学の過去問、教科書との重複をチェックするのに多大な時間を割かれる状況が年々深刻化してきたこと、国語の古典問題の題材には限りがあることなど、過去問解禁は避けられない状況だったわけですね。
今年のセンター試験は過去問解禁が表明されてから3年目のセンター試験でもあることから、今年過去問解禁が実現される可能性は高いのではないでしょうか。今後も過去問解禁からは目が離せない状況ですね。
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