センター試験の過去問解禁とは?
これまで実施されてきたセンター試験には過去問はもちろんのこと、教科書に掲載されている題材等は出題から外されてきましたが、今後は出題対象になるようです。センター試験への出題の範囲を広げることにより、良質な問題を作成する狙いがあり大学入試センターは過去問の活用を宣言しています。
そもそも現在のセンター試験の問題は、大学の教員など約400人が2年もの年月をかけて作成しているものなのです。
現在センター試験は、国公立・私立の合わせて780以上の大学・短大が入試に利用しています。加えて各大学が入試問題を作成する際にセンター試験を参考にしているとも言われているため、センター試験は学習指導要領に基づいた良質な問題を作成することが重要視されてきました。
こうした背景のもとで過去問については、問題を解いたことがある受験生とそうでない受験生の間で不公平が生じると考えられ、前身の共通一次試験(1979年~)の当時から、過去に同一の問題は一度も出題されたことはなかったのです。
こうした考え方の基センター試験の問題作成の過程で、どうしてもセンター試験や他大学の過去問や教科書との過去の問題との重複をチェックするのに多大な時間を割かれるといった状況がどんどん近年は深刻化していたのである。
また古典の問題などで題材が底をつくのは時間の問題となったことに加えて、70の国公立・私立大がそれぞれの過去の入試問題を自由に利用し合うことを取り決めるなど、過去問に対する考え方が変わってきたこともあり、今回のセンター試験の過去問の取り扱いの方針転換を後押ししたことに繋がったのです。